学科トピックス
2021.09.23
【講演会・研究会のお知らせ】第6回 福大韓国学シリーズ(10月22日[金]-23日[土])
第6回 福大韓国学シリーズ(講演会)[2021年10月22日、金]
Webexオンライン開催
・時間:14:40~16:10(4限)
・使用言語:日本語
・入場開始:14:30
講演概要:チョ・ナムジュ『82年生まれ、キム・ジヨン』の爆発的なヒットに端を発した韓国フェミニズム文学の流行は、単に韓国の読書市場を席捲しただけでなく、日本をはじめ世界各国で、韓国の女性作家らの作品が多数翻訳され読まれるという一大ブームにまで拡大した。韓国において、女性作家が女性の問題を提起し話題になる文学作品は過去にもあったが、今回のブームは量的な面のみならず質的にも明らかに異なる様相を呈している。それは世界的に拡がった#me too運動と軌を一にして、「私もそうだ!」「よくぞこの問題を、言葉で、物語で表現してくれた!」という賛同の声となり、作品を通して「韓国を知る」という次元を越え、自分たちの「いま・ここ」を考える根拠地ないし運動にさえなっている。本講演では、現代の韓国フェミニズム文学の現住所を測定し、そのダイナミクスや歴史的淵源について考えてみたい。
代表著作:『林和文学批評:植民地朝鮮のプロレタリア文学と植民地的主体』(韓国・ソミョン出版、2018)、訳書に『闘争の詩学:民主化運動の中の韓国文学』(金明仁著、藤原書店、2014)、『植民地の腹話術師たち:朝鮮の近代小説を読む』(金哲著、平凡社、2017)、『帝国大学の朝鮮人:大韓民国エリートの起源』(鄭鍾賢著、慶応義塾大学出版会、2021)など。
・時間:14:40~16:10(4限)
・使用言語:日本語
・入場開始:14:30
韓国文学とフェミニズム
講演者:渡辺直紀(武蔵大学人文学部・教授、専門:韓国・朝鮮文学)
講演者:渡辺直紀(武蔵大学人文学部・教授、専門:韓国・朝鮮文学)
講演概要:チョ・ナムジュ『82年生まれ、キム・ジヨン』の爆発的なヒットに端を発した韓国フェミニズム文学の流行は、単に韓国の読書市場を席捲しただけでなく、日本をはじめ世界各国で、韓国の女性作家らの作品が多数翻訳され読まれるという一大ブームにまで拡大した。韓国において、女性作家が女性の問題を提起し話題になる文学作品は過去にもあったが、今回のブームは量的な面のみならず質的にも明らかに異なる様相を呈している。それは世界的に拡がった#me too運動と軌を一にして、「私もそうだ!」「よくぞこの問題を、言葉で、物語で表現してくれた!」という賛同の声となり、作品を通して「韓国を知る」という次元を越え、自分たちの「いま・ここ」を考える根拠地ないし運動にさえなっている。本講演では、現代の韓国フェミニズム文学の現住所を測定し、そのダイナミクスや歴史的淵源について考えてみたい。
代表著作:『林和文学批評:植民地朝鮮のプロレタリア文学と植民地的主体』(韓国・ソミョン出版、2018)、訳書に『闘争の詩学:民主化運動の中の韓国文学』(金明仁著、藤原書店、2014)、『植民地の腹話術師たち:朝鮮の近代小説を読む』(金哲著、平凡社、2017)、『帝国大学の朝鮮人:大韓民国エリートの起源』(鄭鍾賢著、慶応義塾大学出版会、2021)など。
第6回 福大韓国学シリーズ(若手研究会)[2021年10月23日、土]
Webexオンライン開催
・時間:13:00~17:00
・使用言語:日本語・韓国語(通訳有)
総合司会:柳忠熙
(リュウ・チュンヒ、福岡大学・講師、近代東アジアの文学・思想)
13:00 趣旨説明(柳忠熙)
13:05 発表①
発表者:田中美彩都
(西南学院大学・非常勤講師、朝鮮近代史)
発表タイトル:慣習調査史料(1906-1910)からみた近代朝鮮における養子「慣習」の形成過程
13:35 発表②
発表者:潘在泳
(バン・ジェヨン、韓国・高麗大学校大学院博士課程、韓国文学・文化)
発表タイトル:成長の困惑
――戦後韓国における「反共の教養小説」を巡って
14:05 発表③ 他分野との会話
発表者:田中雄大
(東京大学大学院博士課程、中国語モダニズム文学)
発表タイトル:中国「モダニズム」詩論における個性の問題
14:35 休憩
15:00 質疑応答
(進行:柳忠熙、同上)
コメンテーター:
渡辺直紀(武蔵大学・教授、韓国朝鮮・文学)
金牡蘭(キム・モラン、早稲田大学・韓国学研究所・招聘研究員、近代朝鮮の文学・演劇)
閔東曄(ミン・ドンヨプ、学習院大学・非常勤講師、近代日朝思想史)
17:00 終了予定
・時間:13:00~17:00
・使用言語:日本語・韓国語(通訳有)
総合司会:柳忠熙
(リュウ・チュンヒ、福岡大学・講師、近代東アジアの文学・思想)
13:00 趣旨説明(柳忠熙)
13:05 発表①
発表者:田中美彩都
(西南学院大学・非常勤講師、朝鮮近代史)
発表タイトル:慣習調査史料(1906-1910)からみた近代朝鮮における養子「慣習」の形成過程
13:35 発表②
発表者:潘在泳
(バン・ジェヨン、韓国・高麗大学校大学院博士課程、韓国文学・文化)
発表タイトル:成長の困惑
――戦後韓国における「反共の教養小説」を巡って
14:05 発表③ 他分野との会話
発表者:田中雄大
(東京大学大学院博士課程、中国語モダニズム文学)
発表タイトル:中国「モダニズム」詩論における個性の問題
14:35 休憩
15:00 質疑応答
(進行:柳忠熙、同上)
コメンテーター:
渡辺直紀(武蔵大学・教授、韓国朝鮮・文学)
金牡蘭(キム・モラン、早稲田大学・韓国学研究所・招聘研究員、近代朝鮮の文学・演劇)
閔東曄(ミン・ドンヨプ、学習院大学・非常勤講師、近代日朝思想史)
17:00 終了予定

ご興味のある方は、どなたでもご参加できます。
オンライン開催の関係でご参加を希望される方は、
以下のURLか右のQRコードを通じて事前申請をお願いいたします。
申請締切:2021年10月20日(水)まで
https://forms.gle/7mokgNVf4LJf8h6d7
オンライン開催の関係でご参加を希望される方は、
以下のURLか右のQRコードを通じて事前申請をお願いいたします。
申請締切:2021年10月20日(水)まで
https://forms.gle/7mokgNVf4LJf8h6d7
・主催:科研費「植民地期朝鮮における思想史研究の基礎構築(1):民族改良・実力養成・自治論」
(若手研究、18K12214)
・共催:福岡大学 人文学部 東アジア地域言語学科
・お問い合わせ先:ryuch@fukuoka-u.ac.jp(東アジア地域言語学科・柳忠熙)