学科トピックス
2025.10.02
第8回日韓青少年歴史対話の実施
【報告】第8回日韓青少年歴史対話
2025年8月8日に第8回日韓青少年歴史対話が福岡大学で開催された。日韓青少年歴史対話は2011年に鄭淳一氏(高麗大学教授)が「次世代のための対話の場をつくろう」と提案したことを契機に始まり、今年で8回目を迎える。併せて、早稲田学院高等学校の柿沼亮介教諭が主催する「越境対馬」プロジェクトとも連携し、両国の若者が合同で学び合う場を築いてきた。
今回の福岡での合同プログラムには、韓国から高麗大学と全南大学の学生、日本から早稲田学院高等学校、福岡大学、東京科学大学、早稲田大学の生徒・学生が参加し、総勢約60名が参加した。
午前のセッションでは「歴史対話の経験を聴く、経験から学ぶ」をテーマに、三谷博氏(東京大学名誉教授)や劉傑氏(早稲田大学教授)が講演し、参加した生徒・学生から多くの質問とコメントがあった。さらに金キョンテ氏(全南大学副教授)、坂村圭氏(東京科学大学准教授)、柳忠熙氏(福岡大学准教授)からコメントが寄せられた。
午後には SGRA ラーニング動画を視聴後、5 グループに分かれて議論し、通訳やアプリの助けを得ながら言語の壁を越えて交流を深めた。本学生交流会は、日韓の若者による歴史対話の深化と相互理解の促進に寄与したといえる。【文責:柳】