福岡大学 人文学部 福岡大学 人文学部

英語学科

学科トピックス

2025.03.09

米国ペンシルバニア大学との言語交換会(舩田先生より報告)

先日ご報告させていただいたリトアニアの学生との言語交換会に引き続き、20241119日(火)および26日(火)に米国ペンシルベニア大学の学生と本学学生とのオンラインでの言語交換会(English-Japanese Language Exchange)をA602教室にて開催しました。両日ともそれぞれの交流時間は80分間で、日本と米国(東部時間)との14時間という時差を考慮し、日本時間1040分から1200分(一方、米国側は東部時間2040分から2200分)に実施しました。

 

【言語交換会1日目(1119日)】

初めにペンシルベニア大学の学生3、本学学生4それぞれが英語或いは日本語で自己紹介をした後、双方の国や文化について質問をし合う機会を設けました。80分間のうちの前半40分は英語タイム、後半40分は日本語タイム」と言うように時間配分を設けた上で実施したのですが、お互いに初対面であるにも関わらず、初めからリラックスした雰囲気で交流が進んでいきました。ペンシルベニア大学からの参加者は皆、日本語のクラスを受講している学生で、交流会では日本文化の特徴や日本に対するイメージについての話題で盛り上がりましたが、中でも特に「日本語を話す時の難しさ」について直接彼らから具体的に話を聞くことができたのは、参加した福大生にとって大変興味深かったのではないかと思います。

交流時の様子(
左上から時計回りに)本学学生のミヤタさん、ペンシルベニア大学学生のユーニスさん、アディティヤさん、エリックさん

参加した本学学生(左から順に)ミヤタさん、イシバシさん、イシカワさん、ヨシノさん

エリックさん(左下)から日本の法律事務所でのインターンシップ体験について話を聴くイシカワさん(左上)

上記以外に、お互いの趣味やスポーツ、福岡の方言、外国語を習得するための秘訣など、話題が次から次へと出てくるほど会話が盛り上がったため、80分間という楽しい交流時間はあっという間に過ぎ去りました。

 


言語交換会1日目、無事に終了!
 

【言語交換会2日目(1126日)】

2日目は、ペンシルベニア大学の学生3名、本学学生5名それぞれが事前に用意したトピックについて英語と日本語で意見交換する機会を設けました。今回は、1日目のように単に双方の国や文化について質問し合うのではなく、お互いの日頃の大学生活や外国語学習、理想的な教員像、海外旅行に対する考え方など、自分自身の考えを英語や日本語で伝え合う形式を取ったため、1日目の交流時よりもさらに異文化に対する相互理解・相互尊重が深まったのではないかと思います。

以下は、実際に取り上げられた話題の一部になります。

・大学におけるクラブ活動について
・日本語を使用する機会はどのようにして作るか
・日本語学習に対する需要について
・日本の食品サンプルについて
・日本人のパスポート保有率から考え得る海外渡航に対する意識について

交流時の様子

(左上から時計回りに)マツモトさん、エリックさん、アディティヤさん、ヨシノさん、ユーニスさん


ペンシルベニア大学の学生と交流を図る本学学生
(左から)ミヤタさん、イシバシさん、マツモトさん、イシカワさん)

ペンシルベニア大学の学生と日本語教育について意見を交わすヨシノさん(右下)

日本人の海外旅行に対する考え方について話すアディティヤさん(右下)
*アディティヤさんは今月15日(土)に講演をしに本学に来られます
詳細については、以下のURLをご参照ください。
https://www.hum.fukuoka-u.ac.jp/department/le/news/343
このようにして、80分間という短い時間でありながらも、日本に居ながら米国の大学生とオンラインを通じて日本と米国の文化や生活の違いについてリアルタイムで意見交換できたのは、本学学生にとって刺激的かつ有意義な時間になったようです。外国の文化についてより深く学ぶことは、自国に対する理解が深まることにも繋がるので、今後もまた外国人との交流を通して様々な文化や習慣に触れることで、自分の視野や価値観を広げていってもらいたいと思います。

最後に参加者全員で記念撮影