学科トピックス
2025.09.07
遠藤文彦先生の訳書『フランソワーズ・サガン-伝説的作家の実像』刊行
遠藤文彦先生(本学人文学部名誉教授)によるサガン評伝の訳書『フランソワーズ・サガン-伝説的作家の実像』(ベルトラン・メイエル=スタブレー著、悠書館、2025年)が刊行されました。
フランソワーズ・サガン(Françoise Sagan 1935-2004)をごぞんじですか? 弱冠18歳にして鮮烈な文壇デビューを果たした戦後フランスを代表する女流作家です。そのきっかけとなったのが、多感な高校生セシルのひと夏の出来事を描いた処女作『悲しみよこんにちは(Bonjour Tristesse)』(1954年)。最初は父親の再婚相手となる聡明で美しいアンヌを慕っていたセシル、やがて大好きな父親を奪われる恐れと嫉妬から二人の仲を裂こうと画策するようになる… 大人への階段を上がる少女の瑞々しい感性を描き、22か国語に翻訳された世界的ベストセラー小説です。
青春小説の金字塔を世に残す才能と強運に恵まれ、若くして富と名誉を手に入れたサガン。豪遊生活のゴシップから脱税スキャンダルまでその破天荒な私生活がクローズアップされがちですが、洗練された文体で既成の価値観を問い直し、人間精神の機微に切り込む珠玉の作品を紡ぎ続けました。本書は、そんなサガンの虚像と実像を、さまざまな証言と回想、作品を通じて明らかにする本格評伝です。
ぜひお手に取って、時代の寵児となった女流作家の世界を堪能されてください。
参考:悠書館本書紹介ページ
フランソワーズ・サガン(Françoise Sagan 1935-2004)をごぞんじですか? 弱冠18歳にして鮮烈な文壇デビューを果たした戦後フランスを代表する女流
青春小説の金字塔を世に残す才能と強運に恵まれ、若くして富と名誉を手に入れたサガン。豪遊生活のゴシップから脱税スキャンダルまでその破天荒な私生活がクローズアップされがちですが、洗練された文体で既成の価値観を問い直し、人間精神の機微に切り込む珠玉の作品を紡ぎ続けました。本書は、そんなサガンの虚像と実像を、さまざまな証言と回想、作品を通じて明らかにする本格評伝です。
ぜひお手に取って、時代の寵児となった女流作家の世界を堪能されてください。
参考:悠書館本書紹介ページ