学科トピックス
2023.07.03
観劇の感激体験!フランス古典喜劇『スカパンの悪巧み』
去る6月24日(土)、フランスの誇る17世紀古典喜劇作家モリエールの『スカパンの悪巧み』(Les fourberies de Scapin)をフランス語学科の学生11名で鑑賞してまいりました。
地元民に愛されてきた福岡・唐人町商店街の小劇場「甘常館Show劇場」での公演、観劇後に我らが福大フランス語学科の鈴木隆美先生のご解説もあり、フランス古典演劇への理解が深まりました。
スカパンは貴族の子息に仕える有能な従僕。将来を約束した人がありながら政略結婚を強いられるオクターヴ、一刻も早く愛する人をジブシーの魔の手から救いたいレアンドル、恋に夢中な二人の男を、機転の利くスカパンは秘策を講じて見事にアシスト、ハッピーエンドに導きます。
中世フランスの滑稽劇ファルスとイタリア喜劇コメディア・デラルテからインスピレーションを得て書かれたドタバタ喜劇、発表当時はあまりに大衆的で下世話だと、アカデミーから眉を顰められた問題作。しかし丁寧に作品を紐解いてみれば、決してただの茶番劇にとどまらない、いつの時代にもある親子の葛藤、父権からの解放という普遍的なテーマが浮かび上がってきます。
モリエールの天才の片鱗、ここに見たり!フランス古典演劇の奥深さにふれた2時間でした。
地元民に愛されてきた福岡・唐人町商店街の小劇場「甘常館Show劇場」での公演、観劇後に我らが福大フランス語学科の鈴木隆美先生のご解説もあり、フランス古典演劇への理解が深まりました。
スカパンは貴族の子息に仕える有能な従僕。将来を約束した人がありながら政略結婚を強いられるオクターヴ、一刻も早く愛する人をジブシーの魔の手から救いたいレアンドル、恋に夢中な二人の男を、機転の利くスカパンは秘策を講じて見事にアシスト、ハッピーエンドに導きます。
中世フランスの滑稽劇ファルスとイタリア喜劇コメディア・デラルテからインスピレーションを得て書かれたドタバタ喜劇、発表当時はあまりに大衆的で下世話だと、アカデミーから眉を顰められた問題作。しかし丁寧に作品を紐解いてみれば、決してただの茶番劇にとどまらない、いつの時代にもある親子の葛藤、父権からの解放という普遍的なテーマが浮かび上がってきます。
モリエールの天才の片鱗、ここに見たり!フランス古典演劇の奥深さにふれた2時間でした。