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歴史学科

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2024.07.08

学生委員企画のバスハイクで、大分県宇佐市に行ってきました!

日本史教員の山田です。昨日、学生委員の企画によるバスハイクに参加し、有志の歴史学科学生40名弱と一緒に大分県宇佐市へ行ってきました!その様子をレポートします。

学生委員とは、学科行事をお手伝いいただいたり、学生間の親睦を深めるために新入生歓迎会や卒論・修論発表会、追い出しコンパ、スポーツ大会、バスハイク等を企画する歴史学科の学生組織です。各学年から10名ほどが選出され、さまざまなイベント企画・運営を主導しています。

今回はその学生委員企画のバスハイクで、大分県宇佐市に行ってきました。訪問先は①宇佐海軍航空隊関連史跡、②宇佐神宮、③大分県立歴史博物館でした。個人的に興味深かったのは、①の関連史跡。じつは戦前には、九州各地に陸軍・海軍の飛行場がたくさんつくられていました。ただ、いまはその痕跡をとどめないところが少なくありません。そうした中、宇佐市教育委員会は宇佐海軍航空隊関連史跡の保全・活用に力を入れておられ、現地に行くと関連建物や掩体壕(空襲から飛行機を守る格納施設)の整備が進められています。遠からず、平和ミュージアムの建設もはじまるとか。いまからオープンが楽しみなところです。

③の大分県博では、本学歴史学科の卒業生の植田学芸員に展示解説していただきました。②宇佐神宮の広大な境内を散策した後に、こちらで宇佐神宮のお話、あるいは大分県北部の仏教文化の展開のお話を聞くという流れが絶妙だったらしく、参加者は熱心に解説を聞いていました。プロジェクションマッピングでの解説もわかりやすいものでした。植田さん、ありがとうございました!

宇佐市は古代から近代に至るまで、さまざまなジャンルの歴史遺産が豊富に残されている地域です。今回のバスハイク、私個人も色々と勉強になりました。企画してくれた学生委員の皆さん、参加いただいた皆さん、ありがとうございました!
  • ガイダンス施設「空の郷」で解説いただきました ガイダンス施設「空の郷」で解説いただきました
  • 航空隊の建物の一部は、いまも保存されています。 保存されている航空隊の建物
  • 宇佐神宮の下宮を参拝 宇佐神宮の下宮を参拝
  • 宇佐神宮の門前で暑さ対策中 宇佐神宮の門前で暑さ対策中
  • 大分県立歴史博物館のプロジェクションマッピング 大分県立歴史博物館のプロジェクションマッピング
  • 植田学芸員による宇佐神宮の境内解説 植田学芸員による宇佐神宮の境内解説