福岡大学 人文学部 福岡大学 人文学部

フランス語学科

学びのスタイル

まずは基礎固めから。3・4年次で実際のコミュニケーション能力の向上を目指します。

1~2年次は週6コマの集中的な語学学習により基礎固めを行い、「読む」「書く」「聞く」「話す」の4技能をバランスよく身に付けます。ネイティブ教員による少人数の会話クラスでは、平易なフランス語での理解力と表現力を鍛えます。
また外国語学での学びは、流暢に話せるための言語スキルの獲得にとどまりません。その背景にある文化・社会・歴史についても基本的な知識を習得し、自国との共通点・相違点を探りながら多元的思考を培うことが大切です。入門演習科目では、フランスの国と文化を概観しつつ、レポート作成など大学での学びに必要なアカデミック・スキルを学び、社会人基礎力ともなる母国語での読解力・発信力を鍛えます。
3・4年次の外国語学習では実践に重きを置き、初・中級文法を復習しつつそれらの知識を活用しての実際のコミュニケーション能力の向上を目指します。
専門教育では導入教育で習得した方法論を応用して、より高度な論述力を磨きます。各自の興味・関心を尊重しつつも、必要な論理性・客観性を養えるよう、資料収集・文献読解・論旨構成の手立てを学ぶことで洞察力・分析力を、少人数の演習授業での発表・討議を通じて意見力・発信力を鍛えます。担当教員の手厚い指導と仲間との切磋琢磨を通じて、4年間の学びの集大成としての卒業論文・卒業研究に取り組みます。

* 2026年度入学生より、コース名称とカリキュラムが変わります。
<2つの主な変更点>
1)1〜4年を通じたゼミ学習を通じて、プレゼンテーション能力を強化します。
2)入学後にじっくり自身にあった授業タイプを検討し、2年次から各コースに分かれてより効果的な学習に取り組みます。
●クロスカルチュラルコース: 15名程度
・プロジェクト型授業の充実(独仏混合クラスで多文化縦断的プロジェクトに挑戦)    
・クロスカルチュラル・リテラシー(留学生との交流・討論授業)
・日本語リテラシー(母語による表現力・発信力を鍛える)
●フランス語コミュニケーションコース: 35名程度
・少人数クラスで語学の鍛錬(フランス語運用能力の徹底的な強化を図る)
・フランス語会話とフランス語作文(ネイティブ教員と日本人教員の連携による丁寧な指導を通じて、話す・書く主体的語学力を涵養)

<両コース共通>
●多彩な留学プラン
・セルジー・パリ大学(フランス):半年/1年(ともに交換留学)
・パリ・シテ大学(フランス):1年(交換留学)
・ルーヴァン・カトリック大学(ベルギー):1年(交換留学)
・アンジェ大学(フランス):1ヶ月(現地研修)など
●エリアリサーチとメディアリサーチ
・フランス語圏の文化・社会事情を掘り下げます。
●早期卒業制度
・4年ではなく、1年短い3年間で大学(学部)を飛級で卒業。
・そのまま大学院に進学することで、6年ではなく、5年間で修士号が取得できます。

コース紹介

ヨーロッパ特別コース

グローバル時代にあってEUの重要な構成国でもあるフランスを広くヨーロッパの中で捉え、西洋的思考を学び、世界について考えます。専門のフランス語に世界共通語としての英語をプラスした多言語学習を通じて、複眼的・批判的思考を養い、日本を世界に向け発信する力を磨きます。必修科目の多くがドイツ語学科との共同授業で、多様な学びが可能です。

* 2026年度入学生より、コース名称とカリキュラムが変わります。
新しいコース名称は「クロスカルチュラルコース」です。

フランス語圏コース

自由・個性・独立自尊を謳うフランス精神を学ぶことで、固定観念を問い直し、自分軸を確立する主体的な生き方を追求します。フランス語を徹底的に学び、その背景にある多彩な文化・社会の諸相を幅広く、同時に深く掘り下げることで、異なる価値観にふれ、柔軟な思考力を培います。

* 2026年度入学生より、コース名称とカリキュラムが変わります。
新しいコース名称は「フランス語コミュニケーションコース」です。

PICKUP

クロスカルチュラルリテラシー

ドイツ・フランス・フィンランドなどヨーロッパのみならず韓国・中国などアジアからの留学生と、日本語・英語を中心に仏語・独語も交えて異文化理解に努めます。自然観・宗教観から教育・移民・環境問題まで様々なテーマを各々のグループで自由に話し合い、地域ごとのローカルな多様性を知ったうえで、東西の違いを超えたグローバルな普遍的価値を探ります。留学生も日本の学生もお互い拙い外国語だから、間違えても平気、でも通じ合えたときの喜びは格別です。

コミュニケーション基礎

オーラルコミュニケーションに焦点を絞った教科書を使用し、生きたフランス語を学びます。歌やゲームなどを通じて楽しく学ぶことをモットーとし、フランスの大学からの留学生も交えた小グループの気楽な雰囲気での発話練習を積み重ねることで、まずは外国語学習につきものの「間違えたら恥ずかしい」を突破します。身近なテーマでのフランス語での発表を通じてプレゼン力も鍛えて、めざすはスピーチコンテスト優勝!

ヨーロッパ表象文化概論

シェークスピア、モリエール、ボーマルシェ… 喜劇はおもしろい!ドタバタが笑いを誘うから?喜劇はそれ以上に偏見を排し世相に切り込み、時の権力を痛烈に皮肉ることで、よりよい社会を模索する芸術メディアです。イギリス、フランス、イタリアの古典演劇からオペラ・映画まで、現代に脈々と受け継がれるヨーロッパ喜劇の伝統に、その鋭い観察眼と批判精神を学び、いかにわれわれ日本社会に活路を見出せるか、考察を深めていきましょう。

海外研修・留学について

現地研修

日頃の学習成果を発揮できる最大の機会が、三週間にわたるフランス研修旅行です。最初の二週間は、ロワール河湖畔の風光明媚な地方都市アンジェで、集中的にフランス語を学びます。ホームステイを通じてフランスの日常生活が体験でき、現地の人びとと実際にコミュニケーションを図れることは、このうえない喜びとなるでしょう。また休日には古城巡りや世界遺産のモン・サン=ミッシェル観光、ブルターニュ海浜旅行などの課外活動も充実しており、フランスの美しい歴史遺産、豊かな自然を堪能するイベントも盛りだくさん。そして最後の一週間は憧れのパリ観光、それぞれの興味・関心に従って自由に旅をアレンジしましょう。

交換留学

短期ではもの足りない、もっと未知の世界を探索したいという人には、フランスもしくはベルギーの協定大学における1年間の長期交換留学制度があります。フランス語をブラッシュアップしながら、現地の学生とさまざまな専門科目を学ぶプログラムです。フランス語圏について知見が深まり異なる文化や社会に学びがあるのはいうまでもありませんが、日本語・日本文化を学ぶ学生との親睦の機会もあり、外国から日本を逆照射することで、きっと自国の良さと強みを再認識できることでしょう。そして何より、慣れない海外生活を経験するなかで自分自身を見つめ直す時間が、大きく成長するきっかけをあたえてくれるはずです。
留学先/大学名
フランス パリ・シテ大学
セルジー・パリ大学
リヨン政治学院
ベルギー ルーヴァン・カトリック大学
リエージュ大学

多言語強化プログラム

知的好奇心旺盛なみなさん、フランスからまたの別の世界ものぞいてみませんか?本学では、第二外国語として英語・ドイツ語・中国語・韓国語のいずれかを履修し優秀な成績を収めた場合、英語学科・ドイツ語学科・東アジア言語文化学科の専門教育科目の一部を、卒業要件科目として履修することができます。多言語学習を通じて、異なる文化圏を超えて通底する、人類の理想郷が見えてくることでしょう。