このゼミでは、主に青年期・成人期の心理学を学びます。大学3・4年生はまさに青年期の渦中です。この時期の発達課題は自分探し。私はどのようなキャラを演じる人物か、どのようなストーリーを生きる主人公なのか、困難に出会ったときどのように対処していく人物なのか。こうした自分探しをしながら、社会で生きるうえで、さしあたり必要となる自我(じが)の強さを獲得することが目指されます。社会で生きていくための自分と本来の自分は完全一致しませんが、あまりに離れすぎていると生きづらさが増します。自分を知り、社会(集団)との適度な距離感を知ること。ゼミ生にはこうした発達課題も意識しながら活動してほしいと考えています。
バラエティ豊かな教員
専門家としての知見やネットワークを現場に還元。
進路や教員採用試験の相談にも親身に応じています。
本学科の教員は、専門家としての知見やネットワークを現場に還元することを意識しています。外国につながる子どもの支援活動に取り組む教員、小中学校の先生と一緒に道徳の授業開発に取り組む教員、障害者支援の現場で働くひとたちの自主勉強会に協力する教員、高校でエンカウンターを実践指導する教員など、さまざま。
学校現場の経験豊かな特任教授が3名、心理職の現場経験がある助手も1名おり、進路や教員採用試験の相談にも親身に応じています。
学校現場の経験豊かな特任教授が3名、心理職の現場経験がある助手も1名おり、進路や教員採用試験の相談にも親身に応じています。
INTERVIEW
教育・臨床心理学科 坂本ゼミ

これからゼミを選ぶ学生へ
臨床心理学、キャリアカウンセリングを専門とするゼミです。教育・臨床心理学科での学びを一言でいうならば「人間の成長・発達の学問」です。一人の人間が教育や職場といった生涯発達のなかでどのような困難に出会い、それに向き合い成長していくか。3・4年生のゼミではそれらの学びを個別の体験に落とし込みます。
坂本ゼミは就職希望者と大学院志望者(公認心理師志望者)が約半数ずつ在籍する、臨床心理系のゼミです。個別研究に加えて、ゼミ卒業生へのキャリアインタビューや座談会、「自分磨き」としての就活、「私のキャリアを語る」、心理検査を使った自己分析などを取り入れながら人間の成長・発達に関する学びを深めていきます。
坂本ゼミは就職希望者と大学院志望者(公認心理師志望者)が約半数ずつ在籍する、臨床心理系のゼミです。個別研究に加えて、ゼミ卒業生へのキャリアインタビューや座談会、「自分磨き」としての就活、「私のキャリアを語る」、心理検査を使った自己分析などを取り入れながら人間の成長・発達に関する学びを深めていきます。

教育・臨床心理学科 藤田ゼミ

これからゼミを選ぶ学生へ
ゼミは、少人数の学生が集い学ぶなかで自分自身の課題を発見・探究し一定の結論をみいだす場で、大学の学びの基盤といえます。当学科の学生は、3年次から専門演習のゼミに所属します。教育分野では教育学を専門とする8名の教員がそれぞれ独自のカラーをもつゼミ運営を行っています。わたしも教育社会学を基盤に、ジェンダーや子どもの問題について学生の探究をサポートしています。
ゼミは、学びの場であると同時に人間関係づくりの場でもあります。時として楽しい活動もあることでしょう。学習以外の活動もまた、人生における財産になることでしょう。みなさんには、仲間と互いに成長し合えるゼミをみつけることを願っています。
ゼミは、学びの場であると同時に人間関係づくりの場でもあります。時として楽しい活動もあることでしょう。学習以外の活動もまた、人生における財産になることでしょう。みなさんには、仲間と互いに成長し合えるゼミをみつけることを願っています。

当ゼミでは、教育社会学を基盤に、ジェンダーの視点から「あたりまえ」を問い直すことを目標にしています。3年次前期ではテキストを読み、子どもの教育や家族などさまざまな領域におけるジェンダー問題について理解し、考えを深めていきます。3年次後期からは、学生は自分の問いを発見し、文献や調査によって探究していきます。4年次では、卒業論文の執筆や卒業論文報告会での発表を通して、自分の考えを表現する力を身につけます。
学生には、ゼミでの学びで「問いを発見し、主体的に考え、それを表現する力」を身につけてほしいと願っています。それは、将来にわたり、社会で生き抜くために不可欠な力であると信じています。
学生には、ゼミでの学びで「問いを発見し、主体的に考え、それを表現する力」を身につけてほしいと願っています。それは、将来にわたり、社会で生き抜くために不可欠な力であると信じています。
ゼミ一覧
ゼミ名 | ゼミテーマ |
---|---|
伊藤ゼミ | 異文化間教育、外国の教育・子育て、多様性(外国人、異文化理解、性の多様性、発達障害など) |
植上ゼミ | キャリア形成、文化活動、青年期教育など。テーマに関する社会調査も実施。 |
勝山ゼミ | 教育史 新自由主義と教育改革 |
佐藤ゼミ | 海外の教育制度や学校、教師の専門性・専門職性、教員養成・研修 |
坂本ゼミ | カウンセリングの基礎、対人援助の本質、日本人青年の希望 |
添田ゼミ | 社会や地域の課題解決に取り組む実践の分析、基礎教育保障(夜間中学など) |
髙妻ゼミ | 教育行政の組織構造と実態分析、教育条件整備とサポート・課題解決に向けた最適解の追求、よりよい学校とは、等 |
田村ゼミ | フォーカシング、夢解釈、カウンセリング |
徳永ゼミ | 発達心理(発達臨床)、障害支援、特別支援教育、子育て支援、地域発達支援、福祉社会、共生社会 |
長江ゼミ | 遠隔心理支援、認知行動療法、実証に基づく心理業務 |
藤田ゼミ | 教育社会学、ジェンダー研究、子どもとメディア |
松永ゼミ | 不登校、発達障害(特別支援教育)、児童虐待、いじめ、学校教育相談 |
満身ゼミ | 子育て支援、コミュニティ・アプローチ、母親の居場所、子どもの居場所 |
村上ゼミ | 学校臨床、心の健康支援、心理教育、福祉臨床、支援者の支援、援助要請など |
本山ゼミ | カウンセリングでの聴く態度(共感)、学校や地域におけるグループ・アプローチ |
山岸ゼミ | 教育哲学(近代教育や学校教育に関して哲学する試みなど)、道徳教育学(道徳科の教材や授業の分析や提案など) |
教員紹介
名前 | 専門分野・テーマ |
---|---|
芦谷将徳 | 臨床心理学(臨床心理士、公認心理師、小児科、小児科診療所) 教員データベース |
伊藤亜希子 | 異文化間教育・比較教育学(ドイツと日本)・多様性の教育学 教員データベース |
入江誠剛 | 教育学 教員採用試験対策指導 教員データベース |
植上一希 | 専門学校教育・職業教育・キャリア教育 教員データベース |
勝山吉章 | 教育学 西洋教育史 幼児教育学 教員データベース |
高妻紳二郎 | 教育行政学・教育経営学・日英学校教育比較研究 教員データベース |
坂本憲治 | 臨床心理学(青年の希望、心理療法統合、キャリアカウンセリング、深層心理学) 教員データベース |
佐藤仁 | 比較教育学・教師教育・アメリカの教育 教員データベース |
添田祥史 | 社会教育、生涯学習、地域教育、成人基礎教育 教員データベース |
田村隆一 | フォーカシング・体験過程理論・夢フォーカシング 教員データベース |
土本功 | 教育学 教員採用試験対策指導 教員データベース |
徳永豊 | 発達臨床 特別支援教育 授業の評価と改善 臨床心理学 Sスケール 教員データベース |
長江信和 | 臨床心理学(遠隔カウンセリング、認知行動療法,、公認心理師 、PTSD) 教員データベース |
藤田由美子 | 教育社会学 ジェンダーと教育 子ども研究 教員データベース |
松永邦裕 | 不登校や発達障害など子どもの発達に関する心理臨床 教員データベース |
満身(鬼塚)史織 | 臨床心理学(子育て支援、コミュニティ心理学、臨床心理学的地域援助) 教員データベース |
本山智敬 | 臨床心理学(パーソンセンタード・アプローチ、エンカウンター・グループ、オープンダイアローグ) 教員データベース |
山岸賢一郎 | 教育哲学 道徳教育学 教員データベース |
吉岡(村上)久美子 | メンタルヘルスリテラシー、福祉心理学、教育・学校心理学、公認心理師養成、実習教育 教員データベース |
和田美千代 | 教育学 キャリア教育 アクティブラーニング 教員採用試験対策指導 教員データベース |