こんにちは。暦の上では立秋を過ぎましたが、残暑まだまだ厳しいですね。
さて本日は、本学科が誇る「旅の達人」こと福田慎司先生より「ケンブリッジ便り」が届きましたので、皆様にお届けします。今回が最終号ということで、「ケンブリッジ便り」を愛する読者のみなさんから悲鳴が聞こえてきそうですが、ご安心ください!福田先生、いよいよ帰国です。
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こんにちは、英語学科教員の福田です。
いよいよ日本に帰国しますので、私のケンブリッジ便りも最終号となりました。
ケンブリッジはロンドンから電車で約1時間の距離にありますので、ロンドンに旅行に来て、少し足をのばして日帰りでケンブリッジに観光に来る人達が多いのですが、その場合はガイドブックに載っている観光スポットをまわることが多いようです。
もちろんそのような場所も面白いのですが、今回は私が一年間ケンブリッジで過ごしてみて、一般的なガイドブックには載っていない私の個人的に好きな場所について報告したいと思います。
まずは ケンブリッジ・ユニオン・ソサイエティー です。上の写真はクラブの建物です。このクラブのモットーは Promoting Free Speech and the Art of Debating で、1815年の創立時から学生が様々な問題についてディベートをしたり、著名人をゲストスピーカーとして招き質疑応答などをしたりしています。
http://www.cus.org/
ここで毎週ディベートやスピーチなどが行われます。過去にはウィキリークスのジュリアン・アサンジもスピーカーとして招かれたことがあったようです。
私は昔007役をしていたロジャー・ムーアのスピーチなどを聞くことができました。彼の講演中に聴衆の中にいた学生のケータイが鳴ってしまいました!みんながハッと息をのみ静まりかえった瞬間にロジャー・ムーアは「もし私への電話なら、今はいないって言って」と、とっさに機転の利いたコメントで会場を沸かせました。
世界的に有名なケンブリッジ大学出版 (CUP) の本部です。中にある資料館では、これまでの CUP の歴史や世界で使用されている英語の教科書などを見ることができます。
シティセンターにある CUP 専門の本屋です。英語教育専門のコーナーが隣接していて、ここに行く度についつい長居をしてしまいます。
http://www.cambridge.org/uk/bookshop/learning_centre.htm
ケンブリッジ大学の図書館です。ここで英語を読むと普段より英語がスラスラと読める気がします。(気のせいだと思いますが)(笑)
ケンブリッジ大学には100以上の図書館があるのですが、カレッジ、学部、そして大学の図書館の様子が下の URL の The Perfect Desk をクリックすると見ることができます。ケンブリッジ大学の学生がどんな風に図書館を利用して勉強するかが分かりますので、ぜひ見てください。
http://www.lib.cam.ac.uk/students/
ミッドサマー・コモン というケム川沿いの広い緑地です。私はここでよくランニングをしています。放し飼いの牛が草を食んでいたり、ケム川から上がってきた白鳥がいたりして、すごく癒される場所です。上の写真はここがケンブリッジ・ハーフマラソンの会場になった時のものです。
また、ここはよく即席の遊園地にもなったりして、いろんなイベントで使用されます。
ケンブリッジについてはまだまだいっぱいお話ししたいことがありますので、もし興味がありましたらぜひ私の研究室を訪ねてきてください。本場の紅茶を片手に(?)お待ちしています。
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福田先生、ありがとうございます。一般的なガイドブックではなかなか得られない貴重な情報ばかりでした。ケンブリッジでもランニングは欠かしていないんですね。英国でも福田先生の文武両道の精神は健在のようですね。
帰国までいよいよカウントダウンです。どうかお気をつけてお帰りください。私も学生たちも首を長ーくして待っております。