福岡大学英語学科ブログ

福岡言語学会

古賀恵介 2016年 12月22日  カテゴリー: 卒業生

先週の土曜日(12月17日)には、本学でもう一つ行事がありました。

福岡言語学会という小規模の学会で、年に3回例会を行っています。現在私が会長を務めている関係で、ここ数年ずっと福大で開催されているのですが、先日の例会では、英語学科OBの木戸君が研究発表をやってくれました。

木戸君は、現在神戸大学大学院に所属して言語学(特に言語習得)を研究しています。今回は、少し前に提出した博士論文の一部を発展させる形で、「日本語複合動詞の獲得順序の違いについて」というテーマで発表してくれました。

木戸君の発表
パワポの表示のため部屋の前面を暗くしていたので、木戸君の顔が見えませんね。ゴメンナサイ。

実は、この日は木戸君の指導教官の岸本秀樹先生にもおいでいただいて、「動詞句を焦点化する日本語の擬似分裂文について」というテーマでお話しいただくという豪華ラインナップでした。発表後の質疑応答もかなり盛り上がりましたよ。普通の学会と違って、議論の時間がタップリ取れるのがこの集まりのいいところです。

例会終了後は、七隈の居酒屋で懇親会です。

懇親会の木戸君
発表が無事に終わってホっとしたのか、ご機嫌な表情の木戸君です。

木戸君は、英語学科時代は、久保先生・多田先生に言語学の基礎を教わり、Howe先生のゼミで英語力向上に精進し、4年生の時の卒論発表会では発表を英語でサラリとこなしてしまうという優秀な学生でした。神戸大学大学院で修練を積んだことで研究者としても更に磨きがかかってきているようなので、この先がとっても楽しみです。

お~い、木戸く~ん。またおいでね~。飲み代は出してあげるからね~。