福岡大学人文学部
日本語日本文学科

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学科の特色

〈文芸に遊び言葉に生きる〉
― 言葉と文学によって〈私〉 を知り、過去を知り、今を知り、未来を望みます ―

日本語日本文学科では、われわれ自身とわれわれの文化や社会を育て支えている「言葉」について、またその言葉によって美しく咲いた花・苦闘の末に結んだ実である「文学」について、深く学んで行きます。いわば自分自身を知るための学科でと言えます。

また、私たちは、日本語および日本文学を狭く孤立した視点から考察するのではなく、諸外国との関係において考察し、世界の文脈において日本語と日本文学がどういう意味を持っているのかということを明らかにしていきたいと思っています。

そのために、西欧やアジアの言語・文学と日本の言語・文学との比較という、単なる「横の比較」だけでなく、古代から現代へという「縦の軸」、すなわち歴史的変遷をも重視したいと思ってもいます。そこで、カリキュラムには「比較文学」といった授業がある一方、国語学・国文学の伝統的な方法による授業も組み込まれています。また、よりこまやかに言葉や文学を学ぶために、またより深くわれわれ自身を知るために、地域文化という「場」を重視するカリキュラムが組まれています。

これらは、日本語と日本文学の世界の中での意味を考えるだけでなく、日本を「特殊」と「普遍」の均衡の中に捉え、どのように世界に関わることができるかを考える、「今」と「未来」の問題になります。

日本語日本文学科のカリキュラムは、日本の言語と文学について、より普遍的で開かれたかたちの知識を習得することを可能にします。日本語日本文学科で培われた言語と文学の基本的訓練は、卒業後の進路がどうあれ、必ずや各人の人生に役立つことでしょう。