ぼうだいな時間と労力をそそぎ、質もボリュームも求められる学術論文をまとめるという作業は、大半の学生にとってはじめてのはずです。学期末のレポートなどよりはるかにハードルは高く、思いどおりに書けた人もいれば、うまく仕上げられなかった人もいるでしょう(自身を振り返ると、私は本当にうまく書けませんでした…)。ただ、みずからの見解を打ち出すために先行研究や資史料と悪戦苦闘し、構成を考え、文章をととのえてなんとか提出に漕ぎ着けるという経験は、それはそれでとても得がたいもの。準備・執筆にかけた時間・労力・情熱と、そのプロセスで体得していった情報収集・整理・分析・言語化のスキルは、卒業後の長い人生の中でかならず役に立つものと思います。
ともあれ、卒論提出なさった皆さん、おつかれさまでした!
ともあれ、卒論提出なさった皆さん、おつかれさまでした!