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歴史学科

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2024.08.12

第26回七隈史学会大会のお知らせ

こんにちは、日本史教員の山田です。今日は来月末に開催される七隈史学会大会のご案内です。
七隈史学会とは、福岡大学人文学部歴史学科を母体として、学生・大学院生・教員によって運営されている歴史学の学会です。毎年9月末に公開講演と研究報告を中心とした大会を開催しており、今年は9月28日(土)・29日(日)に開催いたします。
学生・大学院生・研究者はもちろん、歴史に興味をお持ちに方であればどなたでも参加できるオープンな学会です。ふるってご参加ください!!

日程/2024年9月28日(土)・29日(日)
場所/福岡大学七隈キャンパス2号館(本年度は完全対面開催となり、オンライン開催はありません)
参加費/500円
スケジュール/
【9月28日(土)】
〈公開講演〉16:00~17:30 
妹尾達彦(中央大学名誉教授)「大宰府と7~8世紀の東アジア都市史」

〈日本史部会〉 
【午前の部】10:20~12:00
竹内志那(福岡大学・院)「昭和期の軍神の変容-軍神から見る死生観の変化-」
吉村和彦(福岡大学・院)「満州における転向知識人の同世代的共通性-農民作家島木健作の満州関連作品の分析-」
【午後の部】13:00~15:35
藤立紘輝(九州大学・院)「16世紀後半の北部九州情勢と太宰府天満宮留守職」
菊池康貴(関西学院千里国際中等部・高等部)「観応擾乱期の南朝皇族に関する一考察-東北・関東地方を題材として-」
佐々木颯人(対馬市教育委員会文化財課)「文化度朝鮮通信使易地聘礼にともなう萩藩の上使・幕府役人接待と簡易省弊方針」

〈外国史部会〉
【午前の部】10:20~12:00
森田悠斗(福岡大学・院)「『新唐書』党項伝の再検討」
小野泰誠(九州大学・院)「アメリカ黒人社会と前線経験-第一次世界大戦の帰還兵をめぐって-」
【シンポジウム】13:00~15:30
「比較史の観点からみる「『検証 ナチスは「良いこと」もしたのか?』」
●著者より
田野大輔(甲南大学)「ナチスの「相対化」と比較史の可能性-本書の問題提起-」
小野寺拓也(東京外国語大学)「「歴史実践」・「パブリック・ヒストリー」と本書-教育の視点から-」
●コメント
松井康浩(九州大学)「ソ連史の視点から」
大澤武司(福岡大学)「日中戦争史の視点から」
伊藤亜希子(福岡大学)「ドイツの異文化間教育の視点から」
●著書リプライと討論

【9月29日(日)】
〈考古部会〉
【午前の部】10:00~12:00
瓜生健(みやま市教育委員会社会教育課)「国指定史跡女山神籠石発掘調査成果簡易報告」
比嘉えりか(福岡市経済観光文化局埋蔵文化財課)「平安期における鴻臚館所用瓦の生産体制」
山村信榮(太宰府市教育委員会文化財課)「古代官衙・城の外郭について(大宰府を中心に)」
【ポスターセッション】12:00~13:30
永山亮(福岡大学・院)「九州縄文時代早期における鍬形鏃の出現」
山口真裕・永山亮(福岡大学・院)ほか「令和5年度うきは市屋形古墳群富永・原3号墳発掘調査概報」
吉永大地(福岡大学)「宮巡遺跡検出轍に関する一考察-大宰府管内における車の使用例について-」
古澤義久(福岡大学)「古代筑前国出土の開元通寶」
【午後の部】13:30~17:00
髙橋学・福盛雅久(太宰府市教育委員会文化財課)「特別史跡大宰府跡周辺における近年の発掘調査成果について-官衙と瓦窯を中心に-」
一木賢人(小城市教育委員会)・山崎頼人(京都文化博物館)・山田桃子(元小城市教育委員会)「御原郡の古代官道~小郡市松崎六本木遺跡の調査から~」
神啓崇(福岡市経済観光文化局史跡整備活用課)「考古学からみた那津官家-研究の現状と課題-」
森山龍輝(福岡大学・院)「太宰府市出土の墨書陶磁器」
●ディスカッション:九州大宰府古代史研究の課題