福岡大学 人文学部 福岡大学 人文学部

日本語日本文学科

学科トピックス

2025.09.27

福岡大学・輔仁大学国際共同研究発表会

2025年9月27日(土)、福岡大学と台湾にある輔仁大学が主催となり、国際共同研究発表会を開催しました。

日本文学は、日本国内だけで学ばれているものではなく、海外でも盛んに研究されています。
「日本」という限られた視野から眺めるのではなく、「海外」の文学や文化と比較することによって、多くの気づきを得ることができます。
福岡大学大学院日本語日本文学専攻では、国際的視野をもった高度な研究に取り組むため、台湾にある輔仁大学と連携し、毎年、国際共同研究発表会を開催しています。

当日は、以下の発表がありました。

・黃昱源「芥川龍之介「奉教人の死」から読者が受ける「感動」の内実—「一」を中心に—」
・ウセイセン「青来有一『爆心』—時間について—」
・大井勝文「芥川龍之介「地獄変」論」
・伊藤慶哉「林京子「トリニティからトリニティへ」論」
・邱安琪「台湾の日本語学習者(中上級者)会話におけるヘッジ表現の使用状況—言語転移の可能性について—」
・谷崎仁美「志賀直哉「小僧の神様」考」

大学院という専門的な場での研究会ですが、学部学生にも広く公開し、学びの機会を提供しています。
実際に学部学生の参加もあり、少し難しかったとのことでしたが、充実した学びの時間を過ごすことができたようでした。

  • 発表者を囲んでの集合写真
  • 活発な議論が交わされました